テスラ、初の年間生産50万台を達成

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テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)/Joshua Lott/Getty Images

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)/Joshua Lott/Getty Images

(CNN) 米電気自動車(EV)大手テスラは2日、2020年の生産台数が目標の50万台を突破したと発表した。

販売台数となる同年の納車台数は49万9550台で目標の50万台をわずかに下回ったが、端数を切り上げれば目標到達と言える。

通期の生産・納車台数は前年から3分の1以上増加した。昨年は、米国内の新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出禁止令により、カリフォルニア州フリーモントにある同社の主要工場が3月中旬から5月上旬にかけて2カ月近く閉鎖された。それを考慮するとこれは目覚ましい増加だ。

昨年は、感染拡大による世界的景気後退で世界の自動車販売も大幅に落ち込んだ。その中でテスラの生産・販売が大幅に伸びた主な要因は、2019年末に稼働を開始した上海の新工場だ。

同社の昨年第4四半期の生産台数は前年同期比71%増の17万9757台で、納車台数も同61%増の18万570台だった。テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は昨年10月、通期で年間販売50万台の目標を達成できるとの見通しを示していたが、ウォール街のアナリストらは、実際の数字は同社の目標を約9000台下回ると予想していた。実際は数百台の差にとどまった。

現在、同社はドイツのベルリンとテキサス州オースティンの市外に新工場を建設中で、年内の稼働開始を見込んでいる。また、今年はインドでも自動車の販売を開始する予定だ。

昨年、テスラの株価は前年比743%高と急騰した。同社の2019年と2020年の業績で、同社が安定して利益を稼げる能力があることが示され、さらに同社がさらなる販売・利益増の見通しを示したことが同社の株価を押し上げた。

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