「タイタニック」建造の造船所が経営破綻、英企業が買収

「タイタニック」を建造した北アイルランドの造船所を英企業が買収/Central Press/Hulton Archive/Getty Images

「タイタニック」を建造した北アイルランドの造船所を英企業が買収/Central Press/Hulton Archive/Getty Images

ロンドン(CNN Business) 大西洋上で1912年に氷山に衝突し沈没した英豪華客船「タイタニック」を建造した英領北アイルランドの造船所が今年8月、経営破綻(はたん)し、破産を申請した問題で英のエネルギー関連企業は5日までに、同造船所を買収することで合意した。

ベルファストに拠点がある同エネルギー企業「InfraStrata」によると、買収価格は造船所施設や他の資産を含め600万英ポンド(約7億9200万円)。同社は声明で、自主的に退社しなかった造船所の従業員79人の全員の雇用を保証し、今後5年で数百人規模を新たに募集するとした。

創業158年の歴史を持つ同造船所「ハーランド・アンド・ウルフ」はつなぎ資金の手当てが出来ず破綻。フェリー船2隻を建造した2003年以降、新造の船舶はなかった。

経営破綻の背景には、貨物船建造ではアジアの業者の勢力伸長があり、豪華客船の分野では欧州の他の企業が強味を発揮していることがある。この中でハーランド・アンド・ウルフは船舶修理、海上での風力や潮流発電などの再生エネルギーに注力していた。

一方、経済的にアイルランドや欧州連合(EU)加盟国と密接な関係を築いている北アイルランドの将来は、英国のEUからの離脱が迫る中で不透明感が強まっている。

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