スペイン銀行大手BBVA、中国人の口座凍結で謝罪

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BBVAのオフィスの外で抗議を行う人々=15日/GABRIEL BOUYS/AFP/AFP/Getty Images

BBVAのオフィスの外で抗議を行う人々=15日/GABRIEL BOUYS/AFP/AFP/Getty Images

(CNN) スペインの大手銀行「BBVA」のマドリード支店前で17日までに、事前の通報もなく口座が凍結されたとする中国人の顧客数百人が抗議活動を行い、同銀の対応を人種差別などと非難した。

デモ隊は中国、スペイン両国国旗を振るなどして、口座の凍結解除を要求した。AFP通信によると、「人種差別主義のBBVA」と記されたビラなどを掲げる参加者もいた。

抗議活動は15日で、銀行側は16日に謝罪を表明。中国人顧客に対する意図的な差別行為は否定し、口座凍結についてはスペインのマネーロンダリング(資金洗浄)対策関連法に沿う措置だったと説明した。BBVAはスペインで2位の大手銀行。

AFP通信の取材に応じたマドリードのレストランで管理職を務める中国人女性は、昨年8月に口座が最初に閉鎖され、2カ月後に再度同じ被害を受けたと説明。業務が邪魔され、別の銀行に口座を開設する手間を強いられたと主張した。

スペインの銀行協会の報道担当者は声明で、マネーロンダリング対策関連法は銀行が取るべき一連の処置を命じており、顧客の監視や統制なども含まれると指摘。顧客は同法が求める全ての情報を銀行側に提供することが義務付けられているとも説明した。

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