スペインの国際空港に旅客機放置、当局が持ち主探す

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スペインの空港にマクドネル・ダグラスMD87型機が放置されており、当局が持ち主を探している/JOKER/Hady Khandani/ullstein bild/Getty Images

スペインの空港にマクドネル・ダグラスMD87型機が放置されており、当局が持ち主を探している/JOKER/Hady Khandani/ullstein bild/Getty Images

(CNN) スペインの首都にある国際空港に旅客機が放置されており、当局が持ち主を探している。

アドルフォ・スアレス・マドリード・バラハス空港に放置されている旅客機はマクドネル・ダグラスMD87型機。何年も運航されず駐機場に置かれている。登録番号は「EC KRV」。

同空港の責任者は官報に、空港に放置された旅客機1機があるとの公式の通達を行った。

空港の広報担当によれば、現在放置されている旅客機はこの1機だけだという。

スペインの法律では、当局は3カ月連続で公式の通達を行う必要がある。その後、持ち主が現れるかどうか1年間待機する。もし、持ち主が現れなければ、飛行機は法的に放棄されたとみなされ、公的な競売にかけられて売却されることになる。

世界中で飛行機の「墓場」に多くの機体が放置されているが、稼働している空港に機体が放棄されることはまれ。

似たようなケースでは2015年にマレーシアのクアラルンプール国際空港で計3機のボーイング747型機が別々の時期に放置されているのが見つかっていた。空港は地元紙などを通じて所有者に名乗り出て機体を回収するよう要請を行ったが、機体は最終的に17年に競売にかけられ、解体された。

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