ロンドン地下鉄、来年に新路線開業 沿線の住宅価格高騰
従来不人気とされていた地域が、路線開業を機に評価を高める現象も見られる。オンライン不動産サイトのデータによれば、エリザベス線が乗り入れ予定のウェストイーリング、ウリッジ、ホワイトチャペルといった地域では住宅価格が2007年以降2倍に跳ね上がっている。
一方で税制の改正や金利の上昇、英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる不透明感などから、投資家らがロンドンの不動産取引を控えるケースも目立ってきている。
今年9月、英住宅ローン大手のネーションワイドはロンドンの住宅価格が過去8年で初めて下落に転じたと報告した。