米国の小売店閉鎖、過去最多を記録 6700店以上
ニューヨーク(CNNMoney) 米小売業界での店舗閉鎖が相次ぎ、今年これまで閉店計画が発表されたのは6700店以上に達し、過去最多記録を更新したことが28日までにわかった。
小売業界のシンクタンク「Fung Global Retail & Technology」が報告した。クレディスイス銀行によると、従来の最多記録は金融危機に襲われた2008年の6163店だった。ドラッグストアチェーン「ウォルグリーン」が25日、系列店約600店の閉鎖を打ち出したことが新記録にもつながった。
小売業界の苦境は、インターネット通販やファストファッション店の隆盛が大きな要因。
クレディスイス銀行は今年4月の報告書で、従来型の小売店の閉鎖は今年、最多で8600店に達するとも予想していた。企業倒産情報サイトは6月、今年に入って破産法を申請した小売業者は少なくとも300社に達したと報告していた。