空港で出迎えの母に別の「息子」出現、米航空会社の失態

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米ジェットブルー航空はミスを認めた

米ジェットブルー航空はミスを認めた

ニューヨーク(CNN) カリブ海のドミニカ共和国のサンティアゴ空港で3日までに、米国行き便の搭乗を待っていた5歳の男児2人の身元を航空会社が勘違いし、2人が本来の目的地でないニューヨーク、ボストン両市にそれぞれ運ばれる失態があった。

米ジェットブルー航空は先月17日に起きたこのミスを認め、うち1人の航空料金の払い戻しと将来使える2100ドル(約22万円)分の航空券の保証を申し出たが、母親(38)は被害は甚大などとして受け取りを拒否した。母親の弁護士は米連邦航空局(FAA)に書簡を送り、今回の混乱の調査を求める考えを示した。

ニューヨークのケネディ国際空港でドミニカ共和国の親族を訪れていた息子のアンディ君(5)の到着を待っていた母親の元に現れたのは別の男児で、母親は恐怖感に襲われ、誘拐の事態も考えたという。

母親の弁護士によると、アンディ君のおばはサンティアゴ空港で追加料金の100ドルを払い、ジェットブルー航空職員による特別な世話を依頼。しかし、同航空はアンディ君と別の男児の身元を間違え、ボストン行きの便に乗せていたという。

同航空の声明によると、それぞれ1人で搭乗を待っていた男児2人の年齢は同一だった。身元の手違いに気付いた後は2人を助けるため迅速な対応措置を講じたとも主張。今回の混乱の経緯を調べ、将来の再発を防ぐ措置を考えたいとも述べた。

ボストンに誤って送られていたアンディ君は17日中に電話で母親と接触でき、再会を果たしていた。目的地のボストンではなくケネディ空港に運ばれていた別の男児の詳細は明らかではないが、ジェットブルーは家族と無事に合流したとしている。

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