世界の軍事費、サウジの17%増目立つ SIPRI報告

2015.04.19 Sun posted at 16:44 JST

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ロンドン(CNNMoney) スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は19日までに、世界各国の昨年の軍事費を発表し、サウジアラビアは2013年比で17%増となり、支出額の上位国の中では最高の伸び率を記録したと報告した。

紛争が目立つ中東情勢を反映したものとみられている。サウジは現在、イエメンのイスラム教シーア派の武装組織を掃討する中東諸国らの有志連合軍を主導している。

SIPRIによると、原油輸出大国であるサウジの昨年の軍事費は約808億米ドルで世界4位。国内総生産(GDP)の10%以上を占めた。

昨年の世界全体の軍事費に大きな変化はなかったが、中東や多くのアフリカ諸国での大幅の増加が顕著だった。首位は米国の6100億ドルが突出しており、中国の2160億ドルの約3倍の水準となっている。中国の伸び率は前年比で9.7%増。

3位はロシアの845億ドルで、8.1%増となった。同国はウクライナ危機が深刻化する前から国防費を増大させる方針を示し、2020年までに軍各部門の7割が新型の兵器や装備品を保有する長期の近代化計画を進めている。

15年の軍事費は15%増を見込んでいる。当初はより高い伸び率を想定していたが、昨年後半の原油価格の下落を受けた国内経済の不振を踏まえ、下方修正に転じた。

米国の伸び率は、財政赤字の削減努力もあり6.5%減。支出額が最大規模だった2010年からは20%減の水準となったが、米同時多発テロが発生した01年以前と比べた場合、45%増となった。

ウクライナ危機を受け欧州諸国の軍事費も拡大している。東欧諸国では昨年、8.4%増の計約939億ドルを記録。ポーランドやウクライナでは過去最大の増加率を示した。SIPRIによると、東欧諸国の軍事費は05年以降、98%増と大幅に伸びている。

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