犯罪都市から南米のシリコンバレーへ 急成長のコロンビア

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ボゴタ市内のストリートマーケット。「犯罪都市」という汚名を返上しつつある

ボゴタ市内のストリートマーケット。「犯罪都市」という汚名を返上しつつある

その1人が、IT起業家を養成する学校「HubBOG」を立ち上げたレネ・ロジャス氏だ。「麻薬王」パブロ・エスコバルが君臨していた時代を知るロジャス氏だが、今のボゴタは全く別の都市になったと語る。過去2年、46人の起業家が「HubBOG」を巣立っていった。今年の卒業者は105人を見込んでいる。

国際通貨基金(IMF)によると、コロンビア経済は今年、10年前の3倍の規模にまで成長すると予想されている。

他の南米諸国も同様に成長を続けているが、コロンビアの場合はやはり、犯罪の温床という悪評から脱却したという点で目覚ましい躍進だ。殺人事件の発生率はまだ高いが、この10年では最低の水準となるまで改善した。

世界銀行の報告書によると、コロンビアの中産階級は過去10年間で50%の拡大を記録。こうした成長により、多くの米国企業を引きつけている。米コーヒーチェーン大手のスターバックスは去年、ボゴタに第1号店をオープン。今後5年で50店舗を展開する計画だ。また、フォード・モーターやゼネラル・モーターズ(GM)といった自動車メーカーも売り上げを伸ばしている。

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