犯罪都市から南米のシリコンバレーへ 急成長のコロンビア

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「シリコンバレー」としても知られるロサンゼルスのベイエリア近郊。コロンビアの首都ボゴタが「南米のシリコンバレー」として注目を集めている

「シリコンバレー」としても知られるロサンゼルスのベイエリア近郊。コロンビアの首都ボゴタが「南米のシリコンバレー」として注目を集めている

ニューヨーク(CNNMoney) 米交流サイト大手フェイスブックが今年1月に米国外で地域住民との対話集会を開催した際、マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が選んだのは、北京でもロンドンでもなく、コロンビアの首都ボゴタだった。一時は麻薬密売や殺人などの犯罪がまん延する都市として知られていたボゴタだが、治安情勢が改善した近年、多くのIT企業が進出しており、躍進を続けるコロンビア経済の象徴となっている。

「ボゴタに来ることができてうれしい」。ザッカーバーグ氏は満員の聴衆にこう語りかけた。コロンビアが「南米のシリコンバレー」として順調に成長を続けていることを証明した瞬間だった。

ボゴダには近年、フェイスブックのほか、米検索大手グーグルや米マイクロソフトなどが相次いで進出している。コロンビア政府によると、2007~12年に同国のIT産業は177%成長し、68億ドル(約8300億円)規模となった。

コロンビア経済の好調を支えているのは、こうした海外の大企業だけではない。コロンビア人自身が積極的に現地のIT産業をけん引している。

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