空の旅に新たな選択肢 低価格化が進むプライベートジェット

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
写真提供=JumpJet

写真提供=JumpJet

JetSuite(ジェットスイート)

この客のいない復路便に目を付けたのはプライベートフライだけではない。米国のチャーター会社「JetSuite(ジェットスイート)」は、交流サイトのフェイスブックや投稿サイトのツイッター上で、このような復路便を1日数件販売している。価格は、小型ジェット機、フェノム100(定員4人)かCJ3(定員6人)のどちらかを利用した復路便が499ドル(約4万7000円)~1499ドル(約14万2000円)。これは客1人当たりの料金ではなく、飛行機1機分の料金だ。

ジェットスイートの顧客はまず、料金を払って会員になる必要がある。入会費は5万ドル(約475万円)と安くはないが、金額をはるかに超える価値がある。顧客は料金を前払いし、毎回の飛行時間が利用可能な総飛行時間から引かれていく仕組みだ。ジェットスイートによると、1回当たりの料金は約3000ドル(約28万5000円)で、ライバル企業の料金の半額だという。

ただ、ジェットスイートは機内食を提供しない。また経費削減のため、より透明性の高い予約システムを提供している。例えば、顧客は着陸料の安い空港に着陸することにより、総費用を抑えることができる。また同社は、軽量かつ低価格の飛行機を選んでいる。

「我々は費用効率の高い飛行機を利用している」とジェットスイートの最高経営責任者(CEO)アレックス・ウィルコックス氏は語る。

「(小型ジェット機)フェノム100は価格が安いだけでなく燃費も良い。我々は燃料費や資本コストを大幅に抑え、浮いた分を顧客に還元している」(ウィルコックス氏)

ジェットスイートが扱うジェット機は、高級品にしては地味な印象を与えるが、ウィルコックス氏は、今はその方が実際的だと語る。

「今は、飛行機を所有する企業に対して非難の目が向けられるため、多くの企業が代替案を模索している。株主の目が怖くて社用機の利用が不安な人が我々を利用する」(ウィルコックス氏)

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]