空の旅に新たな選択肢 低価格化が進むプライベートジェット

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写真提供=JumpJet

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JumpJet(ジャンプジェット)

昨年10月に設立されたプライベートジェットサービス会社「JumpJet(ジャンプジェット)」は、プライベートジェットの料金をさらに引き下げ、民間機のファーストクラスやビジネスクラスと同等の料金にしたい考えだ。同社はまだ会員を募っている段階で、5月に初飛行を実施する予定だ。ジャンプジェットもジェットスイートと同様に会員制だ。

複数のプランが用意されており、月会費は2350ドル(約22万3000円)から。会費には3.5時間以内の米国内の往復便10回分が含まれている。ただジェットスイートと異なり、ジャンプジェットは飛行機を所有していない。同社は飛行機をチャーターし、複数の会員が料金の支払いを分担できるようにしている。

「1機のジェット機に1人の乗客というのがこの業界の伝統だが、我々のサービスは異なる」と語るのは、ジャンプジェットのCEO、ウィル・アシュクロフト氏だ。その代わり、ジャンプジェットは同じ飛行機で、同じ時刻に、同じ場所に向かう会員のマッチングを行う。

ジャンプジェットが提供するすべてのフライトがファーストクラス並みの価格というわけではないが、長距離飛行に関しては、特に時間の節約を考慮した場合、同等の料金となる。

「定期便を利用する人の大半は、(セキュリティの列、手荷物検査、税関手続きなどで)1日3~5時間を無駄にするが、チャーター便を利用すればその時間を取り戻せる」とアシュクロフト氏は語る。

「この点を念頭に置き、米国大陸横断の旅の料金を比較すると、ジャンプジェットの料金が6600ドルなのに対し、民間機のファーストクラスの料金は6000ドルだ。私なら常にプライベートジェットを利用する」とアシュクロフト氏は語った。

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