エアバス新型機でリチウムイオン電池使わず、787問題受け

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開発が進むエアバスのA350型機 写真提供=AIRBUS

開発が進むエアバスのA350型機 写真提供=AIRBUS

ロンドン(CNNMoney) 航空機製造大手の欧州エアバス・インダストリーは15日、開発中の新型機A350型機ではリチウムイオン電池を採用しない方針を明らかにした。

競合相手の米ボーイング社の最新鋭機787型機で、同電池使用のバッテリーが原因とみられるトラブルが相次いでいることを踏まえた措置。A350型機のバッテリーには旧型機に用いられたニッケルカドミウム電池を使うという。

エアバスの広報担当者は、リチウムイオン電池の導入中止について同型機の顧客への引き渡し延期などの事態を避けるための安全対策としている。

ただ、米連邦航空局(FAA)による787型機のバッテリー問題への調査結果を待ちながらも、リチウムイオン電池の開発は続行するとも述べた。

A350型機の初の試験飛行は今年半ばに予定されている。中東のカタール航空への最初の機材の引き渡しは来年後半の見通し。

エアバスによると、同型機の受注機数はこれまで計592機で価格は2億5400万~3億3200万ドルとなっている。

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