世界的な株安に拍車 スペイン債務問題への懸念

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ニューヨーク(CNNMoney) 23日の欧州、アジア、米国の株式市場は、スペイン債務問題への懸念を背景に大幅下落した。スペインをめぐってはユーロ圏が最大1000億ユーロ(約10兆円)規模の支援を実施することを表明しているものの、4~6月期の国内総生産(GDP)がマイナスになるなど、市場の懸念が払拭(ふっしょく)出来ていないようだ。

欧州では仏CACが前週末終値比2.9%安、独DAXが同3.2%安、英FTSEが同2.1%安で、それぞれ取引を終えた。

アジア市場でも株安が進み、下落率は香港のハンセン指数が3%、東京の日経平均が約1.9%となった。

米ダウ工業株30種平均は午後の取引で一時160ドル(約1.2%)下落。S&P500種指数は0.89%安、ハイテク株中心のナスダック総合指数は1.20%安となった。

一方、同日の欧州債券市場でスペインの10年債の利回りは上昇(価格は下落)し、7.56%を記録した。

スペイン経済をめぐっては同日、4~6月期のGDP成長率が前期比マイナス0.4%だったとの発表があった。ユーロ圏諸国の財務相らは20日、同国の銀行を救済するために最大1000億ユーロ規模の支援を実施することを決めたが、これでは不十分との見方が強まっている。

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