米国系イスラエル人の人質2人の遺体収容、ガザでの軍事作戦中

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遺体が収容されたジュディ・ハガイさんとガディ・ハガイさん/Courtesy The Hostages and Missing Persons

遺体が収容されたジュディ・ハガイさんとガディ・ハガイさん/Courtesy The Hostages and Missing Persons

(CNN) 2023年10月7日にイスラム組織ハマスによって拉致された米国系イスラエル人の人質2人の遺体が、パレスチナ自治区ガザ地区南部での軍事作戦中に収容された。イスラエル軍とシンベト(イスラエル総保安庁)が明らかにした。 

ジュディ・ワインスタイン・ハガイさん(70)とガディ・ハガイさん(72)はハマスによるイスラエル南部への襲撃の際、ニルオズ・キブツ(農業共同体)にある自宅の近くで殺害された。

イスラエルのネタニヤフ首相は声明で「全イスラエル国民とともに、妻と私は遺族の方に深い哀悼の意をささげる」と表明した。

ネタニヤフ氏は作戦に関与した兵士や指揮官たちに謝意を示し、ガザで拘束中の残る全ての人質の奪還を誓った。

「生死を問わず全ての人質が帰還するまで我々は休まず、沈黙もしない」としている。

ニルオズ・キブツの報道担当者によれば、人質2人の遺体は夜間にイスラエルへ戻った。今後埋葬される見通しだという。

夫妻には4人の子どもと7人の孫がいる。

ニルオズ・キブツは声明でガディさんの死を悼み、「頭脳明晰(めいせき)な男性だった。3歳から優れた管楽器奏者の資質を示し、この土地への深いつながりを持ち、健康的なビーガン(完全菜食主義者)の栄養接種とスポーツを推進したシェフでもあった」とコメント。ジュディさんについては「詩人で起業家、創造的精神の持ち主で、平和と共存に尽力した」としのんだ。

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