人気観光地のピラミッド近くで熱気球が墜落、12人負傷 メキシコ
(CNN) 中米メキシコの首都メキシコ市近郊にある遺跡付近で熱気球が墜落し、少なくとも12人が負傷した。地元当局が23日に明らかにした。
メキシコ州民間防災当局によると、気球はエアポケットにぶつかり「強制着陸」したという。
乗っていた12人は地元の診療所で手当てを受けている。
当局が公開し、CNNが位置情報を確認した画像では、墜落現場が古代都市テオティワカンの人気観光地「月のピラミッド」からわずかな距離であることが分かる。熱気球が2車線の道路沿いのフェンスや電線に垂れ下がった形で止まっている。この通りはピラミッドの基部から約300メートル離れた位置にある。
同局によれば、気球は上空からピラミッドを眺めるツアーを提供する旅行会社が運営していた。
メキシコ州の検察は、拘束された29歳の男に関して捜査が進められていると明らかにした。
メキシコ政府によると、テオティワカンはかつて、メソアメリカの最大級の都市の一つで、太陽のピラミッドと月のピラミッドが遺跡の中心を成している。公式観光サイトによれば、ピラミッド周辺での熱気球遊覧が観光客に人気だ。