メキシコ市長の側近2人、オートバイからの銃撃で死亡

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銃撃を受けた車両を調べる係官=20日、メキシコ市/Tristan Velazquez/AP

銃撃を受けた車両を調べる係官=20日、メキシコ市/Tristan Velazquez/AP

(CNN) メキシコ市のクララ・ブルガダ市長の秘書と顧問が20日、オートバイからの銃撃を受けて死亡した。

死亡したのはヒメナ・グスマンさんとホセ・ムニョスさん。メキシコ市長は大統領に次ぐ権限を持つとされ、ブルガダ市長とシェインバウム大統領はいずれも与党「国家再生運動」(モレナ)に所属する盟友だ。

メキシコ市および連邦当局は襲撃の動機を捜査するとともに、防犯カメラ映像を解析して実行犯の特定を急いでいる。

当局によれば、2人は出勤途中、乗っていた車がバイクに行く手を阻まれ銃撃されたという。現場の車両のフロントガラスには複数の弾痕が確認され、係官が調べている。

ブルガダ市長は「同僚を失い、深い悲しみに包まれている」と声明を発表し、故人を悼んだ。シェインバウム大統領も20日午前の記者会見で2人の遺族に哀悼の意を示した。

メキシコでは政治家への襲撃が後を絶たない。人権団体の集計によれば、昨年の政治関連の暴力事件は661件に及び、過去最多を記録した。被害者の多くは市長や市長候補など地方レベルの政治家だった。

今年に入っても、ベラクルス州で選挙集会を生中継していた市長候補が他の3人と共に銃撃され死亡するなど、政治家を狙った凶行が相次いでいる。

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