ゼレンスキー氏、ロシアとの協議に米国が参加なら「歓迎」 トランプ氏も出席を示唆
(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は12日、トランプ米大統領がトルコ・イスタンブールでロシアとの和平交渉に同席してくれることを「歓迎する」と述べた。
ゼレンスキー氏は、トランプ氏が自身とロシアのプーチン大統領との直接会談を呼びかけたことを支持し、15日にトルコでプーチン氏と会談する用意があることを改めて表明した。
ゼレンスキー氏はX(旧ツイッター)で「そしてもちろん、ウクライナの私たち全員はトランプ大統領が(トルコでの)この会談に同席してくれることを歓迎する。これは正しい考えだ。私たちは多くのことを変えられる」と述べた。
トランプ氏は12日、両国の会談は良い結果をもたらすかもしれないとの見方を示したうえで「実際にトルコへ飛行機で向かうことを考えていた」「可能性はあると思う」と述べた。
2期目の初外遊として中東を歴訪するトランプ氏は、「役立つと思えば」イスタンブールに行くと付け加えた。
欧州のウクライナ支援国が10日にロシアに対し、30日間の停戦を受け入れなければ「大規模な」制裁を科すと要求したことを受け、プーチン氏はトルコでの直接交渉を提案した。欧州の要求には答えていない。
ウクライナの支援国は当初、停戦前の協議はないとしていたが、トランプ氏がゼレンスキー氏に協議への同意を求めたことを受け、ゼレンスキー氏はプーチン氏と会談する用意があることを明らかにした。
クレムリン(ロシア大統領府)は、プーチン氏や他のロシア当局者がトルコでゼレンスキー氏と会談するかどうかについて発表していない。