ウクライナ軍、激しい攻勢に直面 ロシアは東部で集落を「支配下」に

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ロシア軍による新たな攻撃に直面するウクライナ東部の都市トレツク/Stringer/Reuters

ロシア軍による新たな攻撃に直面するウクライナ東部の都市トレツク/Stringer/Reuters

(CNN) ウクライナ軍のシルスキー司令官は4日までに、ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以降で「最も強力なロシア軍の攻撃の一つ」に直面していると警告した。ロシア側は東部の前線でさらに集落を支配下に置いたと主張している。

ロシアはウクライナ東部ドンバス地方で着実に前進を続けている。ロシアのプーチン大統領はドンバス地方全体を支配化に置くことを目標に掲げている。ロイター通信がオープンソースの情報を基に報じたところによれば、ロシア軍の進攻は少なくともここ1年で最も速いペースとなっている。

シルスキー氏は前線の状況について「依然として厳しい」との見方を示し、一部の地域では「ウクライナ軍部隊のリソースの絶え間ない更新が必要」となっていると明らかにした。

シルスキー氏によれば、ウクライナ軍はロシアによる侵攻が始まって以降で最も強力な攻撃の一つを食い止めている。

ロシアは週末に二つの集落を支配下に置いたと主張した。ウクライナ側はこの主張を確認していない。

ロシアが奪取を主張している集落のひとつは要衝のポクロウスクに近い位置にある。

ロシアによるドローン(無人機)攻撃が続いており、すでにエネルギーインフラが大きく損傷するなかで、ウクライナは厳しい冬を迎える可能性に備えている。

ウクライナのゼレンスキー大統領によれば、ロシアは2日にかけて一晩で50回を超えるドローン攻撃を実施した。過去1週間では、900発を超える爆弾を落としたほか、約30発のミサイルを発射し、約500回のドローン攻撃を行った。そうした攻撃の大部分は民間の標的や重要なインフラを直接狙ったものだったという。

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