米国務長官、サウジとエジプトを訪問へ 停戦に向けた協議で
(CNN) 米国務省によると、ブリンケン国務長官は今週、サウジアラビアとエジプトを訪問し、イスラエルとイスラム組織ハマスの「即時停戦合意」に向けて政府高官らと協議する。
国務省によれば、ブリンケン氏はオーストリア、韓国、フィリピンなどを歴訪する途中で両国を訪れる予定。
停戦合意には、ハマスによる昨年10月7日のイスラエル攻撃で連れ去られた人質の解放も含まれている。
また、パレスチナ自治区ガザに対する人道支援の強化や、戦闘終結後のガザ復興計画をめぐる調整も盛り込まれる。
ブリンケン氏はさらに、紅海とアデン湾でイエメンの反政府武装組織フーシが繰り返してきた商船への攻撃を止めるための方策も協議する。
一方、カタールでは同国のムハンマド首相、イスラエルの対外諜報(ちょうほう)機関モサドのバルネア長官とエジプトの当局者らが停戦交渉を続けている。事情に詳しい関係者がCNNに語ったところによると、人質解放と引き換えに停戦で合意する案も議題に上っている。