ロシア、パレスチナ各勢力を招き26日に会合へ
(CNN) パレスチナ自治政府のシュタイエ首相は18日、ロシアが26日にパレスチナの各勢力をモスクワに招き、会合を開くとの見通しを明らかにした。
パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区を統治する自治政府の主流派ファタハは、ガザ地区を実効支配するハマスと長年対立してきた。シュタイエ氏はハマスとの関係について、今も結束を望んでいると述べる一方、「抵抗運動に関する問題での理解」など、いくつかの条件があるとの考えを示した。
ハマス側に和解の用意があるならファタハも応じるが、そのつもりがなければ話は別だとしたうえで、「パレスチナの結束が必要だ」と強調した。
シュタイエ氏はまた、ハマスが昨年10月、イスラエルに奇襲攻撃を仕掛けたことについてコメントを求められ、「罪のない人々を殺害する行為はいかなる場合も決して容認しない」との立場を示した。
パレスチナ問題の専門家によると、自治政府はイスラエルと安全保障上の協力関係にあるが、ハマスはイスラエルに対する「真の抵抗運動」を名乗り、自治政府の統治を「居眠り運転」と批判している。