UNRWA、資金提供停止で今月末までに活動全面停止の恐れ

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ガザ市内にあるUNRWAの建物の前を通り過ぎる男性/Ali Jadallah/Anadolu Agency via Getty Images

ガザ市内にあるUNRWAの建物の前を通り過ぎる男性/Ali Jadallah/Anadolu Agency via Getty Images

(CNN) 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のラザリーニ事務局長は1日、20カ国近くが同機関への資金提供を一時停止している事態を受けて、パレスチナ自治区ガザ地区の人々への人道支援が悪化する可能性が高いと警告した。

ラザリーニ氏はまた「資金提供の停止が続いた場合、ガザだけでなく中東全体で今月末までに活動を停止せざる得なくなる可能性が高い」と述べた。UNRWAはヨルダン川西岸地区やヨルダン、レバノン、シリアなどでもパレスチナ難民を支援している。

資金提供の停止は、イスラム組織ハマスによる昨年10月7日のイスラエルへの攻撃にUNRWAの複数の職員が関与したとイスラエルが指摘したことを受けてのもの。疑惑発覚後、これまでに計4億4000万ドル(約640億円)の資金提供が停止されている。

指摘を受けてUNRWAは数人の職員を解雇し、調査を開始。攻撃への関与が判明した場合、「刑事訴追を含む」責任を問うと約束した。

ただし、イスラエルはUNRWAとの間に長年、問題を抱えている。

資金提供の停止は、UNRWAが支援している難民590万人に影響が及ぶことになる。

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