ロシア黒海艦隊の艦船1隻を撃沈 ウクライナ国防省発表

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無人艇によるロシア軍艦破壊の様子を捉えたとウクライナが主張する夜間の映像/Ukraine Defense Intelligence/Telegram

無人艇によるロシア軍艦破壊の様子を捉えたとウクライナが主張する夜間の映像/Ukraine Defense Intelligence/Telegram

(CNN) ウクライナ国防省情報総局は1日、南部クリミア半島で1月31日から2月1日未明にかけてロシア黒海艦隊の艦船1隻を撃沈したと発表した。

同局によると、撃沈したのは誘導ミサイルを搭載する艦船「イワノベッツ」。船体に複数の攻撃を受け、クリミア半島西部ドヌズラフ湾の入り江で沈没したという。

ウクライナが公開した夜間撮影の映像には、複数の無人艇が艦船に向かって進み、激突した衝撃で爆発して艦船に大きなダメージを与える様子が映っている。映像の最後では、艦首だけが水上に出ており、艦船は沈んだように見える。

CNNはウクライナの主張を独自に検証することはできなかった。艦船の種類や沈んだ日時は映像からは確認できない。

この件についてロシア側はこれまでのところコメントしていない。

ウクライナは2014年にクリミアを併合したロシア軍に戦略的かつ象徴的な打撃を与えようと、ロシア黒海艦隊への攻撃を繰り返しており、イワノベッツの沈没はウクライナにとって最新の戦果となる。

ウクライナは以前、クリミアと黒海艦隊への攻撃は、クリミアを孤立させ、ロシアがウクライナ本土で軍事作戦を継続することを困難にするためだと説明していた。ウクライナ本土の戦況はここ数カ月、ほぼこう着状態に陥っている。

イワノベッツへの攻撃の数時間前には、ウクライナ軍はクリミアにミサイルによる集中攻撃を行っていた。ロシア国防省によると、ウクライナ軍がクリミアに向けて発射した誘導ミサイル20発のうち、防空で17発を黒海上で、3発をクリミア上空で破壊したという。一部のミサイルはセバストポリ近くのベルベク空軍基地付近で迎撃されたとしている。

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