北朝鮮、軍事境界線に「新型」兵器配備と表明

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北朝鮮と韓国を隔てる非武装地帯(DMZ)の板門店付近で撮影された北朝鮮の国旗=2月7日/Kim Hong-Ji/Reuters

北朝鮮と韓国を隔てる非武装地帯(DMZ)の板門店付近で撮影された北朝鮮の国旗=2月7日/Kim Hong-Ji/Reuters

韓国・ソウル(CNN) 北朝鮮は23日、韓国との軍事境界線沿いに新たな軍事装備を配備すると発表した。韓国が南北間の緊張緩和を目指した2018年の合意の一部を撤回したことを受けた措置。朝鮮中央通信が伝えた。

韓国は北朝鮮が21日に初の偵察衛星を打ち上げたことを受け、軍事境界線沿いの情報収集・監視態勢を強化すると表明した。

韓国のこの反応は、18年に結んだ南北軍事合意の一部撤回に相当する。

朝鮮中央通信によると、北朝鮮の国防省は23日、南北軍事合意には縛られないと述べ、「より強力な武力と新型の軍事装備を軍事境界線沿いに配備する」と表明した。

南北軍事合意について北朝鮮は、「(韓国側の)意図的な挑発行動によって、とうに単なる紙くずと化している」と主張。「現状を制御不能な段階へと押しやった無責任かつ重大な政治的・軍事的挑発」に対し、韓国は重い代償を払わなければならないと述べている。

北朝鮮はさらに、南北間で衝突が起きた場合、全責任は韓国にあると主張。「世界一緊迫した軍事衝突が続き、どれほど些細(ささい)な偶発要因であれ武力衝突を全面戦争に発展させかねない軍事境界線における最も危険な状況は、ROK(大韓民国)の政治的・軍事的ギャング集団による重大な過ちのために、取り返しのつかない制御不能状態に陥った」とした。

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