イスラエル、病院付近の救急車への空爆認める 数十人死亡の目撃情報

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攻撃を受けて損傷した救急車を引いて移動させるパレスチナ人ら/Anas al-Shareef/Reuters

攻撃を受けて損傷した救急車を引いて移動させるパレスチナ人ら/Anas al-Shareef/Reuters

(CNN) イスラエルは4日までに、パレスチナ自治区ガザ地区最大の医療施設「シファ病院」の外で救急車を攻撃したことを認めた。目撃者によると、この攻撃による死傷者は数十人に上る。

イスラム組織ハマスが支配する保健当局は3日、少なくとも15人が死亡、50人が負傷したと明らかにした。現場からの映像には、救急車付近の地面に血まみれの被害者少なくとも十数人が散らばっている様子が映っている。現場の車少なくとも1台が爆弾の破片で損傷した様子だ。

イスラエル国防軍(IDF)の声明によると、救急車はハマスが使用していたことから攻撃目標になった。「IDFの航空機はハマスのテロ分子による使用が確認された救急車を攻撃した。現場は戦闘区域にあるハマスの陣地に近い」としている。

この攻撃でハマスの「テロ工作員」が多数死亡したという。

シファ病院にいるパレスチナ保健当局の報道官は、攻撃の責任はイスラエルにあるとの認識を示した。

パレスチナ赤新月社(PRCS)によると、攻撃を受けた車列にはPRCSの救急車1台が含まれていたものの、負傷した人員はいない。

保健当局の医師によると、当局が病院を出発する車列を手配し、赤十字国際委員会(ICRC)に通知していた。車列はガザ地区南部のラファ検問所に向かうところだった。

シファ病院を巡っては、イスラエルが先週、ハマスの主要な指揮統制拠点になっていると主張。同病院が戦闘の前線になるケースが増えている。

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