ガザでまたパレスチナ人記者が死亡、直前まで生中継 「国際社会は守ってくれない」

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パレスチナTVのモハンマド・アブ・ハタブ記者が2日、家族とともに死亡した/Obtained by CNN

パレスチナTVのモハンマド・アブ・ハタブ記者が2日、家族とともに死亡した/Obtained by CNN

(CNN) パレスチナ自治政府のテレビ局記者と家族11人が2日、ガザ地区南部で殺害された。同局は、記者がイスラエルの空爆で死亡したと伝えている。

パレスチナTVによると、モハンマド・アブ・ハタブ記者は2日夜、ガザ地区のナセル病院前から生中継で現場の様子を伝え、その30分後に帰宅して殺害された。WAFA通信社もハタブ記者と家族の死亡を伝えている。イスラエル軍はこれについて現時点でコメントしていない。

ハタブ記者の死は同局に衝撃を与えた。同僚のサルマン・アル・バシル記者の生中継に、スタジオの司会者は涙を流した。

「もうこれ以上耐えられません。我々は疲弊しています。我々は犠牲者であり、自分たちの死を待つ殉教者です。我々は1人、また1人と死んでいきます。それでも、我々のことも、この大惨事のことも、ガザの犯罪のことも、気に留める人はいません」

「何の保護も、国際的な保護もなく、誰も免れることはありません。こんな防護具は私たちを守ってくれない。このヘルメットも」。アル・バシル記者はそう語ると、ヘルメットと「PRESS」の文字が入った防弾チョッキを脱ぎ捨てた。

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