「黄色い星」着用のイスラエル大使に批判の声

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イスラエルのギラド・エルダン国連大使=10月30日、米ニューヨークの国連本部/Michael M. Santiago/Getty Images

イスラエルのギラド・エルダン国連大使=10月30日、米ニューヨークの国連本部/Michael M. Santiago/Getty Images

(CNN) イスラエル国立ホロコースト記念館「ヤド・バシェム」のダニー・ダヤン館長は、イスラエルのギラド・エルダン国連大使が国連安全保障理事会の会合に「黄色い星」を着用して出席した決断について、そうした行動はユダヤ人の大虐殺(ホロコースト)の犠牲者とイスラエルの双方の名誉を傷つけるものだと批判した。

黄色い星は、ナチス占領下の欧州でユダヤ教徒が強制的に着用させられたシンボル。

ダヤン氏はX(旧ツイッター)への投稿で、「黄色い星は、ユダヤ人の無力さとユダヤ人が他者のなすがままになっていることの象徴だ。今日、我々は独立した国家と強力な軍隊を持っている。我々は自分たちの運命の主人だ。今日、我々は黄色い星ではなく、青と白の旗を着用しよう」と述べた。

エルダン氏は10月30日、国連安保理がパレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスによるテロ攻撃を非難していないことに抗議して黄色い星を着用した。

エルダン氏とイスラエルの代表団のメンバーは、安保理の沈黙に対する侮辱として、中央に「二度と繰り返さない」と書かれた黄色い星を身に着けていた。

エルダン氏は「この日から私を見るたびに、悪の前で沈黙を守ることの意味を思い出すだろう。私の両親や何百万人ものユダヤ人の祖父母と同じように私と代表団も黄色い星を着用する」と述べた。

エルダン氏は「あなたたちがハマスの残虐行為を非難し、人質の即時の解放を要求するまで、この星を身に着ける」などと語った。

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