イスラエル、イーロン・マスク氏のガザ通信支援に反発

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スペースXを率いる起業家のイーロン・マスク氏/Mandel Ngan/AFP/Getty Images/FILE

スペースXを率いる起業家のイーロン・マスク氏/Mandel Ngan/AFP/Getty Images/FILE

(CNN) 米宇宙企業スペースXを率いる起業家のイーロン・マスク氏が、同社の人工衛星を介した通信ネットワーク「スターリンク」でパレスチナ自治区ガザ地区の通信を支援すると表明したことに対し、イスラエルが強い反発を示している。

ガザ地区では、イスラエル軍の空爆と地上作戦で通信施設が深刻な被害を受け、支援団体と現地スタッフの連絡が途絶えている。

この事態を受けてマスク氏は、同地区で活動する支援団体にスターリンクのインターネット接続サービスを提供すると表明した。

マスク氏の保有するX(旧ツイッター)上で28日、米民主党のオカシオコルテス下院議員が「ガザ住民への通信を完全に遮断することは容認できない」とイスラエルを非難。マスク氏はその投稿に返信する形で、「国際的に認められている支援団体」へのサービス提供を申し出た。

これに対してイスラエルのカルヒ通信相はXを通し、スターリンクはガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスのテロ活動が使うことになるだろうと警告。マスク氏はハマスに拘束されている人質の解放を取引材料にするつもりだろうとも主張し、「それまでにこちらはスターリンクとの一切のつながりを断つ」と書き込んだ。

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