ウクライナ産穀物、EUが禁輸解除 中東欧3カ国は延長

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ウクライナ産穀物に対する禁輸措置が解除されたものの、ポーランドとハンガリー、スロバキアは独自に禁輸を続ける方針を明らかにした/Pierre Crom/Getty Images

ウクライナ産穀物に対する禁輸措置が解除されたものの、ポーランドとハンガリー、スロバキアは独自に禁輸を続ける方針を明らかにした/Pierre Crom/Getty Images

(CNN) 欧州連合(EU)がポーランドなど中東欧の加盟国5カ国へのウクライナ産穀物の輸入を禁止していた措置が15日に期限を迎え、EUは延長しないと発表した。これに対し、5カ国のうちポーランドとハンガリー、スロバキアは17日までに、独自に禁輸を続ける方針を明らかにした。

輸入禁止の措置は、この3カ国にブルガリアとルーマニアを加えた5カ国の農家を、安価なウクライナ産穀物の流入から保護する目的で、5月に導入された。

ウクライナは世界有数の穀物生産国だが、ロシアの妨害で黒海経由の輸出が難しくなり、中東欧諸国を通した輸出に依存していた。このため、禁輸措置の解除を強く求めてきた。

ウクライナのゼレンスキー大統領は15日、EUの禁輸解除を歓迎すると述べた。

一方ポーランド国営PAP通信によると、同国のモラビエツキ首相は、EUの同意がなくても禁輸措置を延長すると言明。EU指導部の意見には従わず、「ポーランド農家の利益のために」禁輸を続けると語った。

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