ライアンエアCEOの顔面にパイ、気候活動家が実行 ブリュッセル

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顔にクリームパイをぶつけられたマイケル・オリアリー氏(右)/ RTL-TVI/Handout/Reuters

顔にクリームパイをぶつけられたマイケル・オリアリー氏(右)/ RTL-TVI/Handout/Reuters

ロンドン(CNN) 欧州格安航空会社(LCC)最大手ライアンエアのマイケル・オリアリー最高経営責任者(CEO)がベルギーの首都ブリュッセルを訪問中、気候活動家から顔面にパイを浴びせられる出来事があった。

現場は欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会の建物の前。オリアリー氏が航空管制官によるストライキ中も「上空通過」は保護するよう求める請願を提出しようとしていたところ、気候活動家2人によってクリームパイを浴びせられた。

オリアリー氏はEUの指導者に対し、フランス国内を発着せずにフランス領空を通過する航空便については、航空管制官によるストを受け導入された制限を免除するよう要請している。

ライアンエアによると、これまでにインターネット上の請願に対して市民180万人から署名が寄せられたという。

今回の出来事は動画に捉えられており、活動家らが「ベルギーにようこそ。航空機による汚染をやめろ」と叫ぶ声が聞こえる。

国際エネルギー機関(IEA)によると、航空業界は昨年、世界のエネルギー関係の二酸化炭素排出量のうち2%を占めた。

オリアリー氏はパイを投げつけられた後も欧州委員会のビル前でメディアに話し続け、「我々は請願について話すためにここにいる。クリームケーキは大好き。私の好物だ」と語った。

ライアンエアは新型コロナ禍収束後の旅行ブームを追い風に業績を伸ばしている。

今年4~6月期の利益は6億6300万ユーロ(約1040億円)と、ロシアのウクライナ侵攻で予約に大きな影響が出た昨年同期の4倍近かった。

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