「観測史上最も暑い夏」、EU機関が認定 記録を大幅更新

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水や浴びるなどして暑さ対策をする人々=8月22日、イタリア・ローマ/Jin Mamengni/Xinhua/Getty Images

水や浴びるなどして暑さ対策をする人々=8月22日、イタリア・ローマ/Jin Mamengni/Xinhua/Getty Images

(CNN) 今年6~8月の世界の平均気温は、過去最高を記録した2019年を大幅に上回り、観測史上最も暑い夏となったことが確認された。欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス(C3S)」が発表した。

C3Sのデータによると、この夏の世界平均気温は16.77度で、1990~2020年の平均より0.66度高かった。

さらに1940年の観測開始以来、最も高かった2019年の記録を0.3度近く上回った。これまでの記録更新が0.01度単位だったのに比べ、大幅な更新となった。

今年の夏は米国や欧州、日本など北半球の広い地域が記録的な猛暑に見舞われ、海水温も前例のない高さに達していた。記録更新は避けられないとの見方が、科学的データで裏付けられた形だ。

世界平均気温は今年の6月、7月とも各月の過去最高を記録していた。C3Sの新たなデータによれば、8月も16.82度と、今年のほかの月との比較では7月に次いで高く、8月として過去最高だった16年を0.31度上回った。

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