ウクライナの反攻作戦、冬の到来まで「残り6週間」 米軍トップが警告

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迫撃砲の準備をするウクライナ軍兵士=4日、ウクライナ南部ザポリージャ州/Oleksandr Ratushniak/Reuters

迫撃砲の準備をするウクライナ軍兵士=4日、ウクライナ南部ザポリージャ州/Oleksandr Ratushniak/Reuters

キーウ(CNN) ウクライナ軍が展開するロシアへの反転攻勢について、米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は10日、戦闘の妨げとなる冬の到来までに残された期間は約6週間だと指摘した。

ミリー氏は英BBC放送とのインタビューで、あと約30~45日で気象条件は悪化し、泥と雨が戦場での機動性に影響を及ぼすようになると述べた。

ミリー氏は同時に、反攻作戦の成果を評価するバイデン米政権の立場に沿って、作戦は6月初めの開始以降「着実な進展」を遂げてきたと主張。「ウクライナはまだ戦いを終えていない」「終わり方を語るのは時期尚早だ」と強調した。

ウクライナ軍の反攻作戦は現在、一部でわずかな前進が報告されるにとどまっている。

ゼレンスキー・ウクライナ大統領は先週、進展の遅さについて質問を受け、ウクライナ軍は今も主導権を握っていると述べ、90分で終わる映画と同じだとは考えないでほしいと訴えた。

続いてウクライナ国防省のブダノフ情報総局長も、反攻作戦の進展が予想より遅いことを認めたうえで、作戦は冬になっても続くと言明した。

ウクライナの首都キーウで先日開かれたフォーラムでは、米国のペトレイアス退役陸軍大将も同様に、ウクライナ軍による今回の作戦が冬を通して続くとの見通しを示した。

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