ウクライナでNGO車両に「飛翔体」 スペイン人活動家が死亡

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NGOのメンバーを乗せた車両はスラビャンスクからバフムート方面へ向かう途中「ロシアの攻撃」を受けたという/Mapbox

NGOのメンバーを乗せた車両はスラビャンスクからバフムート方面へ向かう途中「ロシアの攻撃」を受けたという/Mapbox

(CNN) ウクライナで避難民を支援する国際NGOの車両が「飛翔(ひしょう)体」に直撃され、スペイン人の女性活動家が死亡した。スペインのアルバレス外相が明らかにした。

アルバレス氏は主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)で訪れたインドの首都ニューデリーで、記者団らに「口頭で死亡の連絡を受け、ウクライナ当局に確認を求めている」と述べた。

スペインの公共放送RTVEによると、この女性はウクライナの前線から避難する市民らの支援団体「ロード・トゥ・リリーフ」の責任者、エマ・イグアルさん。

同NGOはインスタグラムへの投稿を通し、ウクライナ東部で9日午前、メンバー4人を乗せた車がスラビャンスクからバフムート方面へ向かう途中、「ロシアの攻撃」を受けて反転、炎上したと報告した。

投稿ではイグアルさんに加えてカナダ人のメンバー1人も死亡したとされるが、CNNは独自に真偽を確認できていない。

同NGOによれば、ドイツ人の医療ボランティアとスウェーデン人ボランティアが、破片による傷ややけどを負った。2人の容体は安定し、別々の病院で手当てを受けているという。

ウクライナでは10日朝にかけてロシア軍の攻撃が相次いだ。首都キーウの当局者によると、同市ではロシアからのドローン(無人機)攻撃で4人が負傷した。

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