ロシア第2防衛線の突破、第1線より容易と認識か ウクライナ軍

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走行するウクライナ軍の戦車=8月25日、ウクライナ・ザポリージャ州/Viacheslav Ratynskyi/Reuters

走行するウクライナ軍の戦車=8月25日、ウクライナ・ザポリージャ州/Viacheslav Ratynskyi/Reuters

(CNN) ロシアへの反転攻勢を続けるウクライナ当局は、南部戦線でのロシアの第2防衛線は第1防衛線よりも突破が容易かもしれないとの期待感を示している。ウクライナ軍は過酷さを極める反攻で、地雷が多く埋設された地域の突破を図っている。

ここ数日の現地の映像からは、ウクライナ軍が中南部ザポリージャ州ロボティネ村からわずかに前進した様子がわかる。同村は先月、ウクライナ軍が奪還していた。

ウクライナ軍はロボティネ南郊の要衝トクマクに作戦の照準を向けているとみられる。トクマクはロシア軍が前線への再供給の拠点として利用し、燃料や弾薬の保管庫がある。

ウクライナ軍は先週、ザポリージャ州でロシア側拠点の第1防衛線を突破したと発表していた。

ただ、その周辺の占領地はロシアが張り巡らせた地雷原や対戦車障害物、深い塹壕(ざんごう)からなる複雑な防衛線に囲まれ、奪還のハードルが高い状況となっている。

南部ウクライナ軍の報道官は4日、国内のテレビ番組で、塹壕網などが「第1線ほど強力でない」との認識を示した。ただ、それでも第2線は「かなり強力」で、地雷埋設の密度が低下してもその数は非常に多いと述べた。

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