ロシアがICBM発射実験に失敗か バイデン氏のウクライナ訪問中に

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

(CNN) ロシアはバイデン米大統領がウクライナを訪れていた20日に、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を実施したとみられる。事情に詳しい米当局者2人が語った。

一方の当局者によると、ロシアは事前に米国とのホットラインを通し、実験を予告していた。もう1人の当局者はこの実験について、米国への脅威はなく、異常事態や緊張激化とはとらえていないと語った。

当局者らによれば、発射されたのは多数の核弾頭を搭載できる新型ICBM「サルマト」(通称サタン2)。サルマトの実験はこれまでに成功した例もあるが、20日は失敗に終わったとみられる。

成功していたら、プーチン大統領が21日の年次教書演説で報告していたはずだが、言及はなかった。

実験のタイミングから、米ロ間はここ数日、衝突回避のために複数のルートで連絡を取り合っていたことがうかがえる。

バイデン氏に同行したサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)が20日に語ったところによると、米当局者らはバイデン氏がウクライナの首都キーウに到着する数時間前の19日夜に、キーウ入りの予定をロシア側に通知していた。

「バイデン大統領」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]