中国の外交トップ、王毅氏がロシア訪問へ

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中国外交トップを務める王毅(ワンイー)共産党政治局員/Michael M. Santiago/Getty Images/FILE

中国外交トップを務める王毅(ワンイー)共産党政治局員/Michael M. Santiago/Getty Images/FILE

香港(CNN) 中国外務省によると、同国の外交部門を率いる王毅(ワンイー)共産党政治局員が今月、ロシアを訪問する。

王氏は先月、外相から外交部門トップに昇格した。ロシアが昨年ウクライナへの侵攻を開始した後、中国からこの地位の幹部が訪問するのは初めて。

同氏は外交トップ就任後初の外遊として、14日から8日間でロシアやフランス、イタリア、ハンガリーを訪れ、ドイツでミュンヘン安全保障会議に出席する。

外務省の報道官は王氏の訪ロについて、戦略的パートナーシップをさらに強化し、共通の関心事である世界と地域の紛争問題について意見を交換する機会になると説明した。ロシアのプーチン大統領と会談するかどうかには触れなかった。

プーチン氏は昨年末、中国の習近平(シーチンピン)国家主席との恒例の電話会談で習氏をロシアに招いたが、中国外務省は同氏の訪ロ予定を確認していない。

ミュンヘン安全保障会議には、米国のブリンケン国務長官も出席する可能性がある。中国の偵察気球をめぐって米中間の緊張が高まるなか、両国の外交トップによる会談が実現する可能性もある。

ブリンケン氏は今月初め、米本土上空で偵察気球が確認されたことを受けて、訪中を延期した経緯がある。

米国務省の報道官は13日、ブリンケン氏の会議出席について明言を避けた。中国当局者と会談する予定はないと述べたが、会談の可能性は否定していない。

中国外務省の報道官も同日、王氏の旅程を発表した記者会見で、ブリンケン氏と会談する可能性には言及しなかった。

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