ウクライナ、ロシア軍のソレダル掌握を否定

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ロシア軍によるソレダル掌握は「失敗している」としたウクライナ国防省のマリャル次官/Sergei Supinsky/AFP/Getty Images

ロシア軍によるソレダル掌握は「失敗している」としたウクライナ国防省のマリャル次官/Sergei Supinsky/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナ軍は11日、ここ数日ロシア軍との間で激しい戦闘が展開されているウクライナ東部ドネツク州の町ソレダルについて、「ロシア軍は町を掌握していない」とCNNに述べた。ウクライナの高官も「戦闘は継続中」としてロシア軍による掌握を否定した。

ウクライナ軍東部グループの報道官セルヒイ・チェレバティ氏はCNNとの短い通話の中で、「ソレダルでの戦闘は続いている。ウクライナ軍と他の防衛軍が部隊を再編成している」と述べた。

ロシア軍がソレダルを掌握・包囲しているという主張について、チェレバティ氏は「情報作戦」との見方を示した。

ロシアの傭兵(ようへい)会社「ワグネル」の創設者でトップを務めるエフゲニー・プリゴジン氏は、ソレダルの「全域」を掌握したと述べていた。

チェレバティ氏はまた、プリゴジン氏がソレダルの岩塩鉱山の中で撮ったと主張した写真については「演出だ」と一蹴した。

チェレバティ氏によると、ウクライナ軍は部隊に弾薬と食料を供給しており、状況は「制御されている」という。態勢を立て直すための方法を模索しているとも述べた。

ウクライナ国防省のマリャル次官は11日、「損失に苦しんだ敵は再び部隊を入れ替え、ワグネルの部隊の数を増やした。我が軍の防衛を突破して町を完全に掌握しようとしているが、失敗している」とSNS「テレグラム」に投稿した。

ソレダルの状況についてロシアのペスコフ報道官は11日、「良い傾向が見られる」と述べるにとどまった。ロシア国防省は同日、ロシア軍が「北部と南部からソレダルを封鎖した」と述べた。

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