ロシア軍、「兵士600人以上殺害」と主張 ウクライナは否定

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ミサイル攻撃によって破損した建物=ウクライナ・クラマトルスク/Oleksandr Honcharenko

ミサイル攻撃によって破損した建物=ウクライナ・クラマトルスク/Oleksandr Honcharenko

(CNN) ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州クラマトルスクで多数のウクライナ軍兵士を殺害したと主張したことに対し、ウクライナ側は強く否定している。

ロシア国防相は声明で、1日に支配下の同州マキイウカでロシア軍の兵舎が受けた攻撃への報復として、クラマトルスクのウクライナ軍兵士らに攻撃を仕掛け、600人以上を殺害したと発表した。

これに対してウクライナ軍の報道官はCNNに、「ばかげた」うそだと語った。

現地のCNN取材班も、多数の死傷者が出た形跡はなく、市内の遺体安置所周辺などで目立った動きはみられないと報告している。

マキイウカの攻撃をめぐっては、ウクライナ軍が当初、ロシア軍兵士約400人を殺害したと発表。これまで死者数の発表を避けてきたロシア側も、兵士少なくとも89人が死亡したと認めていた。

ロシア国防省は、兵士らによる携帯電話の使用で標的が特定されたとの見解を示したが、これに軍事専門家や親ロシア派指導者らが反論し、非難の応酬に発展している。

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