金総書記、核兵器を「幾何級数的に増やす」ことを要求 米韓に対抗

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朝鮮労働党中央委員会総会の最終日に発言する金正恩総書記/KCNA/Reuters

朝鮮労働党中央委員会総会の最終日に発言する金正恩総書記/KCNA/Reuters

韓国・ソウル(CNN) 北朝鮮国営の朝鮮中央通信は1日、金正恩(キムジョンウン)総書記が韓国と米国の脅威に対抗するため、核兵器保有数を「幾何級数的に増やす」ことを求めたと報じた。 

金総書記は昨年12月31日、6日間続いた朝鮮労働党中央委員会総会の最終日に発言し、韓国が「疑う余地のない敵」になったと言及。韓国の主要同盟国である米国についても、朝鮮半島に頻繁に軍事資産を展開することで、北朝鮮への圧力を「最大」レベルに引き上げたと主張した。

これに対抗して、今年の北朝鮮は戦術核兵器を大量生産するとともに、「迅速な反撃能力」をもたらす新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)を開発するとしている。

北朝鮮は昨年、過去最多のミサイル実験を実施した。この中には米本土を理論上射程に収めるICBMも含まれる。

韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は昨年12月31日、平壌南郊から少なくとも3発の短距離弾道ミサイルを発射。年が明けた1月1日未明にも別の実験を実施した。

北朝鮮は12月31日と1月1日の実験について、口径600ミリの多連装ロケット砲だと主張している。世界で運用されている多連装ロケット砲は口径約300ミリのものが多い。

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