対ロシア経済制裁、第9弾実施へ EU

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欧州議会で発言するフォンデアライエン欧州委員長/Valeria Mongelli/AFP/Getty Images

欧州議会で発言するフォンデアライエン欧州委員長/Valeria Mongelli/AFP/Getty Images

(CNN) 欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は7日、EUがさらなる追加制裁を行いロシアに対する圧力を強めると明らかにした。

EUによるロシアへの制裁としては第9弾となる。制裁リストには約200の個人と事業体が追加された。その中には、軍隊や議員、防衛企業のメンバーが含まれている。

フォンデアライエン氏はツイッターに投稿した動画の中で、「このリストは、民間人に対する、ロシアの残忍で意図的なミサイル攻撃の主要人物を網羅している」と述べた。

EUはロシアの銀行3行についても制裁を科す。ロシアのプーチン大統領の軍事費をさらに干上がらせるためとしている。

今回の制裁によって、ロシアが、直接、あるいはイランなどの第三国を経由し、ドローン(無人機)を入手することを遮断するという。

EUはさらに、ロシアが戦争に利用することができそうな化学物質や神経ガス、電子機器、IT部品など軍民両用(デュアルユース)の物品に重点を置いた新たな輸出規制を実施する。

ボレル欧州委員会副委員長は今回の経済制裁について、プーチン氏が冬を兵器化したことの直接的な帰結だとの見方を示した。

ボレル氏はツイッターへの投稿で、プーチン氏がウクライナ全土で民間人数百万人に対する電気や暖房、水の供給を破壊したとし、EUはこうした残忍な戦争を手助けしている人々に対する第9弾の制裁で対応していると述べた。

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