ウクライナ南部からの自主避難、政府が費用負担

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ヘルソン国際空港の破壊された区画を見る兵士=18日/Chris McGrath/Getty Images

ヘルソン国際空港の破壊された区画を見る兵士=18日/Chris McGrath/Getty Images

(CNN) ウクライナ当局は21日までに、ロシア軍によって一時占領されていた南部ヘルソン州とミコライウ州からの自主的な避難に関連する費用について、政府が全て負担すると明らかにした。

一時的に占領された地域の再建を担当する当局によれば、冬が近づくなかで、解放された地域にはいくつかの問題が生じている。ウクライナ軍は南部の領土を奪還したが、領土の多くがインフラに大きな損傷を受けており、電気や暖房、水の供給がないため、住民が生活するには厳しい状況にある。

当局者は、避難について、冬に備えたものだと説明。インフラの再建が間に合わないことを理解しているとした。

当局者によれば、避難については現時点では強制ではなく自主的なものだという。自主的な避難については、政府が全費用を負担するとし、その中には、冬を過ごす地域までの交通費や、宿泊費、生活費、医療費などが含まれるという。子どもがいる場合には子どもの世話に必要なものがすべて提供されるよう保証するとしている。

当局によれば、ヘルソン州の住民はミコライウ州を経由して避難することができる。

ミコライウ州の軍政トップによれば、解放された集落で、避難を希望する人のリストの作成が行われている。

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