米国防長官、核拡散の恐れ警告 ロシアによるウクライナ侵攻受け

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記者会見を行うオースティン国防長官=16日、米首都ワシントン/Mandel Ngan/AFP/Getty Images

記者会見を行うオースティン国防長官=16日、米首都ワシントン/Mandel Ngan/AFP/Getty Images

(CNN) 米国のオースティン国防長官は19日、ロシアによるウクライナ侵攻に関連し、誰もが共生を望まない暴政と混乱に襲われる潜在的な世界の到来を予見し、核拡散の影につきまとわれて不安定さが募る状況を招くものとなっているとの認識を示した。

その根拠として「プーチン(大統領)の仲間である独裁者たちが事態を見守っているためだ」と指摘。これら独裁者たちが核兵器の入手は自らの「狩猟免許」の獲得につながるとの結論を下すかもしれないとし、そうなれば核拡散の危険な悪循環を招き寄せる可能性があるとした。

長官はカナダ・ハリファクスで開かれた国際安全保障フォーラムで演説し、ウクライナで民間インフラを攻撃するロシアの「意図的な残虐さ」にも言及。「戦争には依然、ルールがある」としながらも、「大国がこのルールを踏みにじるのなら、ほかの者に国際法や国際規範に挑むことをけしかけることにもなる」と主張した。

「ロシアは侵略戦争を仕掛けているだけでなく、何の軍事目的もなく意図的に民間の標的や民間インフラを攻撃している」とし、「残虐行為である」と断じた。

長官はまた、ウクライナに対する北大西洋条約機構(NATO)による関与を再確認もした。

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