ザポリージャ原発で大きな爆発、ウクライナとロシアが互いを非難

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19日から20日にかけて大きな爆発が相次いだウクライナのザポリージャ原発/Carl Court/Getty Images

19日から20日にかけて大きな爆発が相次いだウクライナのザポリージャ原発/Carl Court/Getty Images

(CNN) ウクライナのザポリージャ原発で19日から20日にかけて大きな爆発が相次ぎ、同施設の至近距離での戦闘が原発事故を引き起こしかねないとの懸念が再び強まっている。

国際原子力機関(IAEA)の発表によると、同原発にいる専門家は、現地時間の20日午前、短時間の間に十数回の爆発音が聞こえたと証言。原発の周辺と施設内の両方で砲撃があったと伝え、自分たちがいる場所の窓からも爆発が見えたと話している。

IAEAのグロッシ事務局長は「背後にいるのが誰であれ、直ちにやめなければならない」と訴えた。

IAEAは原発の管理者からの情報として、原発の敷地内の一部の建物やシステムや装置に被害が出ていると伝えた。ただ、これまでのところ、原発の安全性に重大な影響はなく、死傷者の報告もないとしている。

この攻撃をめぐってウクライナとロシアは互いを非難している。

ウクライナの国営原子力企業エネルゴアトムは、ロシア軍がウクライナ国民への電力供給を妨害しようとしているようだと語った。

一方、ロシア国防省は、ザポリージャ原発で起きた爆発はウクライナ軍による砲撃の結果だと主張した。

CNNは、エネルゴアトムの主張もロシア政府の主張も確認できていない。

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