EUへ出国したロシア人、1週間で3割超増加 6.6万人に

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ロシアとフィンランドの国境にあるバーリマーの検問所でパスポートを持つロシア市民=25日/Jussi Nukari/Lehtikuva/Reuters

ロシアとフィンランドの国境にあるバーリマーの検問所でパスポートを持つロシア市民=25日/Jussi Nukari/Lehtikuva/Reuters

(CNN) 欧州国境沿岸警備機関(FRONTEX)の27日の発表によると、今月19〜25日の1週間に欧州連合(EU)に入ったロシア人は約6万6000人で、その前の1週間と比べて30%以上増加した。

EUへの出国増は、ロシアのプーチン大統領が先週発表した「部分的動員」を受けたものだ。部分的動員の発令により抗議が起こり、国境には国外脱出を急ぐロシア人の長蛇の列ができた。

FRONTEXは声明で、ロシア人のほとんどはこの1週間、フィンランド、エストニアとの国境にある検問所からEUに入り、「この4日間で3万人のロシア人がフィンランドに到着した」と明らかにした。

また「その大半はEU加盟国や(人の自由な移動を認める)シェンゲン協定加盟国の居住許可証やビザ(査証)を所持しており、二重国籍の人もいる。また、EU加盟国はウクライナ東部の占領地域からロシア経由で逃れてきた、一時的な保護を必要とするウクライナ人の入国も報告している」とも付け加えた。

FRONTEXは「ロシアが徴集兵がいる可能性があるとして国境を閉鎖することを決定した場合、違法な越境が増加する可能性が高い」と予想している。

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