米供与の高機動ロケット砲、戦況に「大きな影響なし」 ロシア国防相

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発射された高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」=6月24日、ウクライナ/Pavlo Narozhnyy/Reuters

発射された高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」=6月24日、ウクライナ/Pavlo Narozhnyy/Reuters

(CNN) ロシアのショイグ国防相は16日、米国からウクライナに供与された高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」について、ウクライナでの戦争に「大きな影響」は与えていないとの認識を示した。ハイマースを巡っては、ウクライナ側がロシア軍の補給インフラなどを狙って使用しているとの情報がある。

ショイグ氏はモスクワで開催された安全保障関連の会合で、出席者を前に「最近、ハイマース多連装ロケットシステムや長距離りゅう弾砲が欧米諸国によって超兵器に祭り上げられている」と述べた。

そのうえで「ハイマースは情勢に大きな影響を与えなかった」とする一方、ロシアの兵器については「戦闘でその最高の品質を確認した」と主張した。

ウクライナ当局者は以前、ハイマースや他の多連装ロケットシステムが「戦況に影響を及ぼしている」と指摘し、米軍要員や外交当局者も同様の見方を示している。

米国のブリンク駐ウクライナ大使は今月2日、CNNに対し、ハイマースを含む米国が供与した兵器が「効果を上げている」のは明らかだと述べていた。

ハイマースはウクライナ南部ヘルソン州の町で7月にあった倉庫への大規模攻撃で使われたとみられる。CNNが調べた衛星画像によると、この攻撃で2次的な爆発が起き、広い範囲が損傷した。

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