欧州宇宙機関、ロシアとの火星探査計画を正式打ち切り

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火星探査計画「エクソマーズ」=2019年、英スティーブニッジ/Aaron Chown/PA Images/Getty Images

火星探査計画「エクソマーズ」=2019年、英スティーブニッジ/Aaron Chown/PA Images/Getty Images

(CNN) 欧州宇宙機関(ESA)は12日、ロシアの宇宙機関ロスコスモスと共同の火星探査計画「エクソマーズ」を正式に打ち切ると発表した。

同計画では今年9月に探査車を火星に向けて打ち上げる予定だったが、ESAは3月、ロシアによるウクライナ侵攻とそれに伴う対ロ制裁を受け、計画の中断を発表していた。

ESAのアッシュバッハー長官は12日のツイートで、中断に至った状況は現在も変わっていないため、ロシアとの協力を正式に打ち切るよう理事会から指示を受けたと述べた。

今後、他国と共同で進める計画の新たな見通しについては、20日に詳細を発表するという。

エクソマーズの探査車は火星の表面を深さ2メートルまで掘削し、生命の痕跡を探すことを目指していた。もともと2020年7月に打ち上げ予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期されていた。

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