ロシアに情報売るスパイを逮捕、おとり捜査に同行 ウクライナ東部

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ロシアのスパイを路上で逮捕、CNNが現場撮影 ウクライナ東部

ウクライナ・スラビャンスク(CNN) ウクライナ東部の町スラビャンスクのほこりにまみれた路上で、黒い長袖シャツに作業ズボンといった出で立ちの男が1人、たばこをふかしている。男には監視の目が注がれている。

「奴はこっちのものだ」。道の向こうに止めた車から、男が無線で呼び掛ける。「さあ、始めるぞ」

反対方向から1台のバンが現れ、男の前で急ハンドルを切って止まった。中から戦闘服を身に着け、覆面で顔を隠した男2人が躍り出る。黒シャツの男は、本能的とも思える動きでその場に倒れ込んだ。ウクライナ保安局(SBU)の要員らは、倒れた男のボディーチェックを行い、極めて重要な証拠を回収する。男の所持していた携帯電話だ。

ウクライナ東部では、ロシア軍とウクライナ軍による砲撃の応酬がほぼ常態化している。ロシア軍の砲撃の大半は無差別だが、一部は価値の高い目標を狙って行われる。軍の野営地や兵器の集積所、クラマトルスクにあるSBUの本部などがそうだ。同本部は戦争開始の最初の数週間で部分的に破壊された。

SBUによると、ロシア軍は協力者に多くを依存しながら標的へのピンポイント爆撃やその成否の評価を実行している。CNNが先週末にスラビャンスクで逮捕されるのを目撃した男も、そのようなスパイだとみられる。

SBUの捜査員と現場で対峙(たいじ)すると、この容疑者はすぐに敵と連絡を取り合っていたことを認めた。

「向こうから何を聞かれた?」。捜査員が尋ねる。

「座標、移動、そういったもの」。うなだれた状態の容疑者が答える。「命中した地点とか、そんなようなこと。全体的な状況だったり」

「向こうがなぜ座標を知りたがっているのかは分かるか?」

「ああ、分かる。よく分かっている」

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