キーウ州で発見の民間人の遺体、900体超す ロシア軍撤退以降

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キーウ(キエフ)州の村の墓地から遺体2体を掘り起こす作業員ら=4月14日/Genya Savilov/AFP/Getty Images

キーウ(キエフ)州の村の墓地から遺体2体を掘り起こす作業員ら=4月14日/Genya Savilov/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナのキーウ(キエフ)州の警察トップは15日、ロシア軍の同地域からの撤退以降、900人を超える民間人の遺体が見つかっていることを明らかにした。

州警察トップを務めるアンドリー・ニエビトフ氏によると、これらの遺体は詳細な検査のため法医学関連の施設に送られた。

またシェフチェンコ村で見つかった遺体の一部は身元を特定したと発表。「彼らはごく普通の地元住民であり、残念なことに拷問も受けていた。銃で撃たれていることも確認した」と述べた。

撃たれた人々の一部は、腕に白いバンドを巻いてロシア軍から身を守ろうとしていたという。

占領された街の住民らは、取り調べを受けた印として腕に白いバンドを巻くことを強制された。バンドを巻いていれば厳しい扱いを受けずに済んだため、住民らは自らこれを巻いて銃撃から身を守ろうとしたと、ニエビトフ氏は説明した。

ただバンドが常に効力を発揮したわけではなかった。自分たちの共同住宅の塀に白い布をかける人もいたが、必ずしも被害を免れることはできなかったとみられる。こうした共同住宅には子どもも住んでいたと、ニエビトフ氏は付け加えた。

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