マリウポリの死者、最大2万2千人 化学兵器の使用は未確認 ドネツク州知事

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(CNN) ウクライナ南東部ドネツク州のパブロ・キリレンコ知事は12日、ロシア軍に包囲されている同州マリウポリの死者が、現時点の推計で最大2万2000人に上っていると語った。

キリレンコ知事はCNNの取材に対し、マリウポリが包囲され、封鎖されている状況で死傷者数に言及することは難しいとした上で、現時点でマリウポリの死者は2万~2万2000人と推計していることを明らかにした。

ロシア軍が爆撃を続けるマリウポリの死傷者数について、独立した立場からの推計は明らかになっていない。ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領は、マリウポリで「数万人」が死亡したと述べていた。

キリレンコ知事はまた、マリウポリで化学兵器が使われた可能性があるとの情報について、詳細はまだ確認されていないと述べ、「昨晩午前0時ごろ、ドローン(小型無人機)が未確認の爆発物を投下し、マリウポリの製鉄所内と周辺にいた人のうち、3人が体調不良を訴えた」と説明。「3人が影響を受け、病院に運ばれて手当てを受けたと聞いている。現時点で命に別条はない」とした。

ただし、現場からの情報はまだ不確定で、「100%確認することも、それについてコメントすることも」できないと知事は述べ、それでもこの事態が起きたことは確認できるとした。

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