ANALYSIS

ロシア軍に深く根付いた「残虐行為の文化」

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ブチャで夫を殺害されたとして悲痛な表情を浮かべる女性/Rodrigo Abd/AP

ブチャで夫を殺害されたとして悲痛な表情を浮かべる女性/Rodrigo Abd/AP

(CNN) ウクライナの首都キーウ(キエフ)郊外の町ブチャで撮影された凄惨(せいさん)な写真の数々は、ロシア軍による戦争犯罪とみられる行為があったことを示す強力な証拠になっている。写真には路上で息絶えた民間人の姿が写り、中には両手を縛られその場で銃殺された人や、無差別に殺されたとみられる人もいる。

ロシアのプーチン大統領の戦争のやり方を追ってきた者にとって、これは気がめいるほど見慣れたパターンだ。ロシア軍には残虐行為に及んだり武力紛争法を軽視したりする文化があり、それは過去にも広く記録されてきた。

「ウクライナであれシリアであれ、自国内のチェチェンでの軍事作戦であれ、ロシアによる軍事介入の歴史には国際人道法をあからさまに無視する傾向がある」。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルのアニエス・カラマール事務局長は先日そう指摘していた。

「ロシア軍は民間人を保護しないどころか直接攻撃することさえあり、戦時国際法に繰り返し違反してきた。無差別攻撃の実施や禁止兵器の使用に加え、おそらく意図的に民間人や民用物を狙う場合もある。これは戦争犯罪だ」

この声明はロシアによるウクライナ侵攻の1カ月足らず前に発表されたものだが、悲しいことにその後の展開を予言していた。開戦後最初の数週間でウクライナの都市がロシアの容赦ない爆撃にさらされると、国際社会は恐怖におののいた。かつてロシアの航空機がシリアの学校や病院を標的にしたのと同様、今回も保護対象となる民間インフラが攻撃を受けた。

だが、ブチャのような場所での光景は、ロシアのチェチェン戦争を想起させるもっと隠微な暴力が行われたことを示唆している。

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